いろんな国からやってくる留学生。
中国語のレベルもまちまちです。
同じクラスに放り込むってわけにもいきませんよね。
レベルごとに分けて授業を行います。
では、どんなふうにレベル分けされているのか?
一般的にはこんな感じです。
●零起点
文字通りゼロスタートのクラスです。
四声やピンインの読み方から始めます。
●初級
ピンインや四声が終わったレベルから、
基礎的な文法内容まで。
ザックリ言って、中検4~3級くらいです。
●中級
ここから本格的な文法項目が出てきます。
中検で3~2級くらいです。
●高級
ある程度ペラペラで、
さらにスーパーペラペラを目指すレベルです。
このレベル分け、言うまでもないことですが、
多ければ多いほど自分に合ったクラスを選べます。
3段階より5段階、5段階より10段階、
多いに越したことはありません。
ところが、
ここで大きな問題があります。
レベル数の多い大学。
なぜレベル数が多いかというと、
留学生の絶対数が多いからです。
ってことは、
1クラス人数も多くなりがちです。
かと言って、1クラス人数が少ない大学はというと、
留学生の絶対数が少ないがゆえに、
1クラス人数も少ない。
ゆえに、
今度は逆にレベル数が少なくなりがちなんです。
1クラス人数が5人以下で、
レベル分けは10段階!
小さい大学と大きい大学の良いとこ取り。
ってのは現実問題として無理です。
どこかで妥協せざるを得ない。
そう考えてください。
個人的には4段階あれば上出来かと思ってます。
5段階を超えるとそこまで大きな差は出ないか、と。
レベル分けについてもう一つ注意点を。
私たち日本人が中国に留学する場合、
一番下のクラス、つまり零起点クラスは避けるべきです。
四声やピンインの勉強は良いんですけどね。
なにせゼロスタートのクラスです。
まったく何も知らないクラスで、
クラスメートの多くは西洋人とかアフリカ人とか、
要するに「漢字を知らない」人たちです。
彼らのために先生が、
「はーい、これは山って漢字です。
マウンテンのことですね~
書き順はこうやってこうやってこうですよ~^^」
ってな説明を延々と繰り広げるわけです。
頭痛で寝込みますよ。笑
日本人にとってはまったくの時間のムダです。
日本で事前にしっかり勉強して、
最低でも下から2番目のクラスに入ってください。
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【今週のまとめ】
1) レベル数は多い方が良い
2) レベル数と1クラス人数は両立しにくい
3) 零起点クラスは避けるべし
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